近年、ブランド買取のお店が増えました。以前はいわゆる質屋があまり目立たずに営業していたものですが、今では大きな駅ならどこの駅前にも華やかな店舗が営業しているイメージがあります。ブランド買取のお店が増えるのにはいくつかの理由があります。まず一つは、金やプラチナ価格の上昇です。

これらの価格は数十年のサイクルで上昇と下落を繰り返してきた歴史があります。直近では2000年頃に底値水準になり、そこから2012年頃まで上昇し続けました。金についてはその間に4倍近い値段になっています。2012年以降は金そのものの価格上昇はしていませんが、円安になっていることから円ベースでの価格は変わっていません。

もう一つの理由は、古くなった貴金属が新興国で高い需要があることです。アクセサリーやバッグには流行がありますが、ブランド品を安価で購入できることから、インターネット通販などで世界をターゲットにした販売活動をすれば買取をしたものでもよく売れるのです。これらの理由からブランド買取は流行の商売になり、現在に至ります。以前はファッション関係のものだけでしたが、洋酒や腕時計など、買取品目を増やしています。

家庭で不要になるのはアクセサリーやバッグだけではありませんので、より便利に利用できるでしょう。よほど思い入れのあるもの以外、もう身に着けることが無いものを大事にとっていてもあまり意味が無いと思います。少しお金を貰いつつ、新しく使用する人のところへ行く方が良いでしょう。

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